Books&Family

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家族、マネー、仕事・複業、それから本について書いていくよ!

娘が生まれて5日目。

今日は義母には休んでもらい、ひとりで面会に来た。

朝早くに奥さんより連絡あり、娘がNICUを出て今日から母子同室になること、個室が空いたので部屋を移動できることの連絡があった。今晩は母子と泊まりになるので、着替えを持って面会に来た。

娘はお昼のミルクは問題なく完飲してくれた。元気になってくれて嬉しい。
翌日、奥さんと共に退院できるかは当日の検査結果を確認して判断するとのこと。

奥さんと個室に部屋移動をする。娘はしばらくしてからだ。
まだ奥さんは後陣痛で苦しんでいるが、便秘は解消された模様。体調がちょっとずつ快復しているので一安心だ。引き続き、抗生物質と鉄分の点滴投与を受けている。

奥さんは、入院最後の一晩を家族三人で過ごせることを、とても喜んでくれている。
私も嬉しい。

ひとまず、夜もミルクをあげることを考え、先に仮眠を取らせてもらう。
その後夕方に娘を迎えた。
ミルクは、3時間おきの授乳の時間にナースコールすれば持ってきてくれるそうだ。ありがたい。

出産から5日目にして初めて、家族三人だけの時間を過ごす。奥さんは娘を抱きながら、幸せを噛みしめて嬉し涙を流している。私も胸が熱くなった。

その後、沐浴について教わった。結構、正規の手順は難しい。片手で首の後ろを持ちながら洗うなど、少し危ない気もする。もちろん実際には、奥さんと二人で洗うので身体を支えるのと娘を洗うのを役割分担するつもりだ。
洗い方も、目だけ気をつけていけば後は大丈夫そう。とにかく毎日お風呂に入れ、安全で風邪を引かないようにすることを大事にすれば良さそうだ。

部屋に戻り、食事、オムツ交換、ミルクあげなどを済ませていく。
夜、自分の母親を家族写真を共有するグローズドSNSに招待した。既に奥さんのお腹が大きくなっている写真から、娘の写真をいくつか投稿済みである。
アルバムを充実させていくのも楽しみである。

夜が更けてから、奥さんは常用している睡眠薬を服用した。夜中も点滴交換はあるが、それ以外は起きなくて済むよう、娘の対応は私ひとりで行うのだ。夕方前に仮眠したのもそのためである。

夜中のミルクの時間は予定では23時、2時、5時だった。しかし、娘は完全に夜行性だった。オムツ交換とミルク以外は本でも読もうと思っていたが、甘かった。ミルク直後、30分ほどは寝ているがすぐに起きる。そして起きている間は常に泣きそうになる。抱っこしながらでも泣く。抱っこしながら歩き回ればやっと、泣くか泣かないかというところだ。
点滴交換の助産師兼看護師さんが「ミルクもう持って来ましょうか」と言ってくれたのでお願いする。
結局、どんどん間隔を縮めて23:00、1:30、4:00にミルクをあげた。
ミルクをあげた直後のみうとうとし、あとはずっと歩き回っていた気がする。たまに立ち止まっても許してくれたが。

大泣きする時は舌を震わせ、全身、全力で泣くのである。奥さんが寝ていることもあったが、何とか泣かないで欲しいなと頑張った。
これからこんな夜が続くと思うと、正直気が滅入ったのは確かだが。
だが、そのために育児休暇を取得したのだ。父親の自覚を高める上でも貴重な夜だった。

そして、いよいよ退院の朝を迎えようとしていた。