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生命保険はどのように選べばいいのか? 生命保険の種類や絞り込み方について解説!

結婚して子どもが出来たり、独身でも何らかの事情で扶養家族がいる場合には生命保険に入ることを検討する場合もあるだろう。

その場合にはどのように生命保険を決めればいいのだろうか。

この記事ではかなり大まかな生命保険の説明を試みる。但し、一般的な考え方や特徴を示すに留まり、個別商品間の比較などは行わない。また、税対策、相続対策、法人契約は考慮しない。

 

 ※なお、独身や、既婚でも共稼ぎで子どもがいない夫婦の場合などは、そもそも生命保険加入の必要性があるのか、吟味が必要と考える。

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<目次>

 

 

1.生命保険の種類

大きく分けると終身保険と定期保険がある。

終身保険は条件に応じた保険料を払込さえすれば、生涯保障される、つまり確実に保険金を受け取ることができる。貯蓄の機能があるといえる。なお、解約する場合には解約返戻金を受け取ることになる。払込額の一部を受け取るもので、加入期間が短いほど損失は大きくなる。

定期保険は一定の期間内のみ保険の対象となる。その期間以降に何かあっても保険金は受け取れない。その分終身保険より保険料は安くなる。例えば、子どもが大学を出る年齢の期間まで保障があれば十分、というような加入の仕方をするわけである。

以前は養老保険という、満期に生存していれば生命保険金と同額を支払う保険が多かった。今は利率低下に伴い商品は減り、保険としての魅力もなくなっている。変わって出てきたのが終身保険というわけだ。

私のお勧めは終身保険ではなく、定期保険である。ポイントは二点だ。

セオリー1.保険商品で貯蓄や資産運用を考えるな

セオリー2.保険は掛け捨てが基本

実はどちらも同じことを言っているのだが。終身保険は確実は保障、貯蓄機能のため保険料はかなり高い。それより保険料の安い定期保険で必要最小限の(無理に少なく見積もる必要はない)保障を確保し、浮いたお金を貯蓄や資産運用に回すべきなのだ。貯蓄や資産運用を保険商品でやると割高になる。保険は生命保険に限らず、掛け捨て商品を選ぶのがセオリーである。

終身保険が適しているのは税対策や相続対策を考慮する場合か、どうしても自分で貯金が出来ないので、自力で貯めるのではなく終身保険を使う、というような場合のみだ。

他にも定期保険と終身保険を組み合わせたもの、特約(様々な保障をオプションで付加するもの。割高なことが多い)、資産運用機能があるものなど多様だが、いずれも上述の理由からお勧めしない。

 

 ※民間の生命保険とは別に共済(都道県民共済全労済など)が提供する生命共済もある。一般に生命共済では保障が十分ではなく割高で、生命保険の代替にはなりにくいのでここでは扱わない。

 

2.生命保険はネットで絞り込めばよい

さて、生命保険といっても多くの会社が提供しており、選ぶのが大変だろう。簡単な話で、ネットで比較したサイトを見ればよい。生命保険は人生の中でもかなり高額な買い物となるが、別にネットだと保障が十分でないとか、万一の時に対応が十分でないとか、そのようなことはない。気にせず保険料の安いネット契約の可能な生命保険を選択しよう。

検索して比較するだけである。但し、正確な保険料は、最終的にはその保険会社のサイトのシュミレーターを使って算出する必要がある。

注意点としては、広告サイトなど、ユーザーのための比較サイトになっていない場合である。必ず複数のサイトを調べよう。だいたいそのうちに商売、キックバック目的で比較しているものと、ユーザー目線できちんと比較しているものを見分けることができるようになる。

但し、最初のうちはそれぞれの保険のメリット、デメリットが複雑でかなり戸惑うだろう。調べるのにかなりの時間と体力を消費すると思われるので覚悟してほしい。生命保険は人生の中でかなりの高額な買い物なのだから。

 

3.決めきれない時はどうするか

どうしてもネット情報で決め切れない、という人も中にはいるだろう。個人的には特にお勧めではないが、複数の保険を扱っている代理店、特定の保険会社の色がついていない代理店で相談するのもいいかもしれない。当然裏ではマージンが動くので、それはコストに跳ね返るわけだが、相談員が経験と知識が豊富なのは確かなので、話を聞くだけで帰って来る決意を持って行くのであればいいだろう。

 

4.まとめ

・生命保険には主に貯蓄性のある終身保険と掛け捨てになる定期保険がある。

定期保険がお勧め。保険で貯蓄や資産運用を考えるべきではない。

・保険の比較はネットで十分。但し時間と体力が必要。

・選ぶのが難しい場合には保険の相談窓口、複数の保険を扱っている代理店で相談する手もある。

 

保険はかなり複雑だ。私もなるべく有益な情報を簡潔に伝えるよう試みたが、どうしても自分で手を動かさないと、納得できるほどの知識量の獲得には至らないだろう。

お金はライフプラン(特に支出)を想定し、収入、貯蓄、資産(住宅含む)と資産運用、社会保険社会保障、そしてこの保険を総合的に考え、組み合わせる必要がある。生命保険だけで最適化しようとしないことが肝心だ。

 

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