Books&Family

Books&Family

家族、マネー、仕事・複業、それから本について書いていくよ!

近々の読了記録

近々の読了記録を残しておく。

(前回分)
booksandfamily.hatenablog.com


1.「あの歌がきこえる」(重松清)


田舎の少年らの物語を短編連作で描く。各短編に異なる歌がテーマとして設定されている。
個人的には歌自体はピンとこなかったが、普通に青春小説として楽しめると思う。
私もだが、田舎の高校出身だと特に、自分の中学、高校時代を振り返って懐かしくなるのではないか。

2.「その日のまえに」(重松清)


家族、身近な人又は自分が僅かな余命であることを知らされた人々が、日常と突然の死を見つめる物語の短編連作。
重松清らしく、家族を扱う話でもある。連作といっても中盤の、中心となる話までそれぞれの物語はつながってこない。
またつながるといっても、多少顔を出す程度といって過言ではない。
中心となる、妻を失う話は夫と息子2名の悲しみを描いており泣けてしまう。
個人的に娘が生まれたばかりでもあり、とても感情移入した。

今回紹介した2冊は、手軽に読む小説としてはいずれもお勧めである。
万人を引き込むような派手さはないが、気軽に読んでみる本を探しているのであれば、図書館などで手にとってみるのも悪くないだろう。


引き続き読書を楽しんでいきたい。