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【投資信託】インデックスファンドとアクティブファンドとの違いを紹介!

先日は投資信託の解説をした。

booksandfamily.hatenablog.com

今回は投資信託の2つの種類について、その違いを紹介しよう。

 

<目次>

1.インデックスファンドとアクティブファンドとは?

2.インデックスファンドとアクティブファンド、どちらがいいの?

3.主要なおすすめファンドを紹介!

4.まとめ

 

1.インデックスファンドとアクティブファンドとは?

投資信託を大きく分けようとすると、2つの種類に分けられる。それがインデックスファンド(インデックス投信)とアクティブファンド(アクティブ投信)である。

この違いを説明しよう。

インデックスファンドの「インデックス」とは「指標」という意味である。この指標に連動するよう運用されるのがインデックスファンド、というわけだ。では何の指標か、というと、例えば日本株であれば「TOPIX」とか「日経平均」、米国株であれば「S&P500」「ダウ平均株価」、日本債券なら「NOMURA-BPI総合指数」、はたまた国内REITなら「東証REIT指数」といった具合である。日本だけを対象としたもの、先進国を対象としたもの、全世界を対象としたもの、はたまた株式と債券両方を対象としたものなど様々であるが、とにかく当該対象の平均が指標であり、その指標に連動することを狙ったものがインデックスファンドということになる。

一方、このインデックスファンドに該当しないものは全て、アクティブファンドといえる。インデックスファンドはあくまで対象の市場平均に連動するよう運用するのでファンドマネジャーの意思で投資先を変えることはないのに対し、アクティブファンドではファンドマネジャーが「割安だ」「この先値上がりしそうだ」などと判断したものを投資先としてファンドに組み入れる要素があるためである。

 

2.インデックスファンドとアクティブファンド、どちらがいいの?

それではインデックスファンドとアクティブファンドはどちらがいいのだろうか。

両者の違いだが、

[インデックスファンド]

・投資対象は市場平均に連動

・信託報酬等の手数料は比較的安い(投資先選定に手間がかからないため)

 

[アクティブファンド]

・投資対象はファンドマネジャーが選択

・信託報酬等の手数料は比較的高い(投資先選定に手間をかけるため)

となる。

 

アクティブファンドは手数料の高さを乗り越える程度、市場平均を上回るリターンを得られればインデックスファンドに勝つということになる。

しかし、一般的には優秀なファンドマネジャーであっても市場平均に勝ち続けることは困難とされる。何故なら、市場では常に投資のプロ同士(と素人も)が競い続けているからだ。その過酷な環境で、ある特定のファンドマネジャーが市場平均を上回り続けることは非常に難しいというわけだ。様々な統計があるが、ここでは以下の比較を引用したい。

 

・・・しかし、世の中は残酷で、その期待は裏切られます。大多数のアクティブファンドはインデックスに負けているのです。・・・

・・・結局、先進国だろうと新興国だろうと、株式だろうと債券だろうと、アクティブファンドはインデックスに惨敗しています。・・・

diamond.jp

 

この記事だけでなく、長期で比較したあらゆる統計はインデックスファンドの勝利を告げている。そもそもアクティブファンドのファンドマネジャーも大負けをしないように、又は投資家説明の観点から、ある程度市場平均に近づく組み入れを行い、そこから多少独自の投資先選定を行うに過ぎないのだ。少なくとも手数料が安い分だけはインデックスファンドが有利なのである。「アクティブファンド=badインデックスファンド」と言われる所以である。

 

そういうわけで、いずれのカテゴリーでもインデックスファンドを購入するのがいいということになる。もちろん、市場平均がパフォーマンスがいいわけなので、株式・債券・REITや現物と日本・先進国・新興国と市場平均に近づくように分散して購入するのが最もよいといえるわけだ。

 

3.主要なおすすめファンドを紹介!

では、どのインデックス投信がおすすめなのか。以下の記事を引用する。

これまで、「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」と「eMAXIS Slimシリーズ」の2強が「信託報酬最安値」に強くこだわって競うように信託報酬を引き下げることで、主要な資産クラスでトップの座を獲得してきた。現在は「eMAXIS Slimシリーズ」が一歩リードといったところだろうか。

diamond.jp

この記事にあるように、「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」と「eMAXIS Slimシリーズ」がインデックスファンドの中でも低コストな2強である。国内株式、外国株式、国内債券、外国債券(+REIT)と分散してこれらのファンドの手数料を比較し、購入するのがいいだろう。もちろん定額・定期積立、そして楽天証券がおススメである。

 

4.まとめ

・投信にはインデックスファンドとアクティブファンドがある。

・インデックスファンドは対象とする市場の平均に連動するよう運用するもの、それ以外の、ファンドマネジャーが投資先を選定するものは全てアクティブファンド。

・インデックスファンドは信託報酬等の手数料が安め、アクティブファンドは高め。

・インデックスファンドの方が長期的にはアクティブファンドよりパフォーマンスが良い。一般に、アクティブファンド=badインデックスファンドである。

・おすすめのインデックスファンドは「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」と「eMAXIS Slimシリーズ」である。国内株式、外国株式、国内債券、外国債券(+REIT)と分散してこれらに投資しよう。

 

基本的には、資産運用はこれで十分だと思うよ。あとはNISAやiDeCoをどこまで使いこなせるか位だろうか。その辺りも別の機会にまた説明したい。

 

[インデックスファンドが優れていることを示した本を紹介した記事]

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